造ることは育むこと。 基本に忠実な酒づくり。 加賀の井_酒蔵外観_1

加賀の井酒造について

加賀の井酒造は、新潟県糸魚川市にある酒造です。加賀の井酒造の当地創業は慶安3年・1650年。 その後、1652年(承応元年)に当蔵内に加賀百万石・加賀藩前田家が参勤交代の際に使用する糸魚川本陣が置かれ、加賀藩を始めとする加州三藩の藩主、家老に献上、愛飲されていたと言われています。 酒銘である『加賀の井』は、加賀前田家3代目の前田利常公より命名され、以降今日まで大切に受け継いで参りました。国石であるヒスイの原産地である「糸魚川」の地質特性を活かし、淡麗ながらも旨口という酒を醸しています。 2016年12月に発生した「糸魚川大火」にて受け継いできた酒蔵が全焼し、2018年春より稼動の新蔵にて未来を作るべく新たな挑戦を行っています。

加賀の井_酒蔵外観_2

加賀の井酒造のこだわり

「大地の公園」と呼ばれるジオパークに認定されている糸魚川は、フォッサマグナに代表される日本列島の貴重な地質や、国石でもある日本産ヒスイに関係するものに身近に触れて頂ける貴重な地域です。 それらの恩恵を受け江戸時代より酒蔵を営んでおります。 当蔵はお客様へより良いものをお届けすべく、大量生産を追い求めるのではなく、人の目と手がしっかり届く範囲での酒づくりを行っています。 基本を守る丁寧な酒づくりを・・・ まだまだ試行錯誤中の部分もありますが、「地酒・加賀の井」らしさを追求し精進して参ります。食事と共に日本酒の良さをお楽しみいただければと思っています。

― 水 ―

代々の小林家当主は「酒は水しだい」と考え、多くの井戸を掘り、現在使用する水を探し当てたのが1697年(元禄10年)。その当時「酒母のゆるみよく、味のり上々吉、寒造りの使用可然」という結論を得たこの水は、糸魚川産ヒスイの原産地であるヒスイ峡付近からの伏流水で、軟水が多い日本国内では珍しい中硬水(アメリカ硬度130ppm)の水です。また、同じ町の中でも水に恵まれていない地区もあり、この場所が創業時より酒づくりに適した土地である事を物語っています。

加賀の井_こだわり_水
加賀の井_こだわり_米

― 米 ―

新潟県の主力酒米である五百万石を中心に、たかね錦、山田錦、越淡麗を使用しており、県内産の酒米を中心に酒づくりをしております。近い地域故に、お互いの顔が見える関係にあり、その年々の様子を理解し情報交換できる関係性である事がより良い酒づくりに繋がっております。新蔵では、以前と比較し原料の状態をより見極め各工程を行えるようになりました。今まで以上に「米づくり」を意識した酒づくりが可能となり、米の特性と自蔵の特徴である「硬水」との相性を考えながら「加賀の井の味づくり」を行っています。

― 技 ―

今回を含め過去に数回の大火を乗り越えてきた加賀の井酒造は「つくる事は育むこと」を理念に「今年より来年はより良い物を」と常に向上心を持って取り組んでいます。幾度の困難を乗り越えて前に進めてきた先人と同様に、伝統を未来につなげる酒づくりを一丸となって取り組んでいます。前例がないからこそ基本に忠実に行う。今の私達が最も酒づくりにおいて大切にしている事です。

加賀の井_こだわり_技
加賀の井_こだわり_酒と食

― 酒と食 ―

「酒は食事と共に」という蔵元の思いを基に酒づくりを行っています。 中硬水の仕込水の特徴を活かし「芯の通った旨味と、後味のキレのバランス」を追求しております。酒蔵の裏手に広がる日本海の「幸」である白身魚、南蛮海老、蟹など上品で繊細な味わいの素材に合う酒。これこそが地の物との相性を意識した私達が考える酒づくりです。

― 水 ―

代々の小林家当主は「酒は水しだい」と考え、多くの井戸を掘り、現在使用する水を探し当てたのが1697年(元禄10年)。その当時「酒母のゆるみよく、味のり上々吉、寒造りの使用可然」という結論を得たこの水は、糸魚川産ヒスイの原産地であるヒスイ峡付近からの伏流水で、軟水が多い日本国内では珍しい中硬水(アメリカ硬度130ppm)の水です。また、同じ町の中でも水に恵まれていない地区もあり、この場所が創業時より酒づくりに適した土地である事を物語っています。

加賀の井_こだわり_水

― 米 ―

新潟県の主力酒米である五百万石を中心に、たかね錦、山田錦、越淡麗を使用しており、県内産の酒米を中心に酒づくりをしております。近い地域故に、お互いの顔が見える関係にあり、その年々の様子を理解し情報交換できる関係性である事がより良い酒づくりに繋がっております。新蔵では、以前と比較し原料の状態をより見極め各工程を行えるようになりました。今まで以上に「米づくり」を意識した酒づくりが可能となり、米の特性と自蔵の特徴である「硬水」との相性を考えながら「加賀の井の味づくり」を行っています。

加賀の井_こだわり_米

― 技 ―

今回を含め過去に数回の大火を乗り越えてきた加賀の井酒造は「つくる事は育むこと」を理念に「今年より来年はより良い物を」と常に向上心を持って取り組んでいます。幾度の困難を乗り越えて前に進めてきた先人と同様に、伝統を未来につなげる酒づくりを一丸となって取り組んでいます。前例がないからこそ基本に忠実に行う。今の私達が最も酒づくりにおいて大切にしている事です。

加賀の井_こだわり_技

― 酒と食 ―

「酒は食事と共に」という蔵元の思いを基に酒づくりを行っています。 中硬水の仕込水の特徴を活かし「芯の通った旨味と、後味のキレのバランス」を追求しております。酒蔵の裏手に広がる日本海の「幸」である白身魚、南蛮海老、蟹など上品で繊細な味わいの素材に合う酒。これこそが地の物との相性を意識した私達が考える酒づくりです。

加賀の井_こだわり_酒と食

蔵人紹介

― つくる事は育むこと。基本に忠実な酒づくり ―

元禄十年、当時の『加賀の井』の当主は、酒は水しだいと考え、新井戸を掘った。 従来の井水よりも「酒母のゆるみよく、味のり上々吉、寒造りの使用可然」という結論を得た。 田舎酒と軽視された越後の片すみで、往時の主人は酒質の改良を心掛けた。 『加賀の井』はその頃より、水を大切に考えている。 水は昔は今も変わらない。酒造りの心意気も変わらない。 酒は生きもの。酒を愛し、手をかける程、良酒が生まれる。 朝は暗いうちから世話をし、寝ずに酒の顔色を見る夜もある。 杜氏、蔵人のこの情熱が『加賀の井』を育む。

加賀の井_蔵元杜氏(十七代目)_1

蔵元杜氏(十七代目)
醸造責任者

小林 幹男

1952年生まれ

大らかだが、常に疑問を抱き、より良い酒を意識し醸しています。

十八代目蔵元
仕込設計/釜場廻り

小林 大祐

1982年生まれ

美味しいとはどんな味わいなのかを常に考え、試行錯誤しています。

加賀の井_十八代目蔵元_1

蔵元杜氏(十七代目)
醸造責任者

小林 幹男

1952年生まれ

大らかだが、常に疑問を抱き、より良い酒を意識し醸しています。

加賀の井_蔵元杜氏(十七代目)_1

十八代目蔵元
仕込設計/釜場廻り

小林 大祐

1982年生まれ

美味しいとはどんな味わいなのかを常に考え、試行錯誤しています。

加賀の井_十八代目蔵元_1