室町酒造
元禄元年(1688年)創業
地元岡山の「雄町米」と「雄町の冷泉」
を用いた地酒造り
室町酒造について
室町酒造は岡山県旧山陽町(現 赤磐市)にある、創業1688年(元禄元年)の岡山県内でも歴史ある蔵元になります。上撰クラス以上のお酒は、すべて雄町米で醸されている、雄町米にこだわる蔵元のひとつです。近くには、日本名水百選に選ばれた、雄町の冷泉があり、この地域の良質な水事情がわかります。「香りの山田錦」に対抗する「味の雄町米」として名高い雄町米を使用しております。昭和の時代には手間の掛かる雄町米の栽培のため、一時「幻の酒米」とも呼ばれました。早くから、味で勝負するため、雄町米を使用し、雄町米で数々の品評会で上位入賞を果たしてる蔵元です。
酒造りのこだわり
― 雄町米にこだわること -
雄町米は、安政六年(1859年)に高島村雄町の岸本甚造が大山参拝時に持ち帰り栽培したのが始まりで、山田錦・五百万石などの先祖にあたる、日本中でただ1種残された混血の無い原型品種。旨味があるのが特徴で「雄町米無くして入賞できず」ともいわれた最高の酒米です。
室町酒造では雄町米の主産地の中でも最高位にランクされる岡山・赤磐の圃場地「瀬戸地区」で瀬戸雄町部会(34軒の生産者)と契約をむすんでおります。生産者の皆さんは全員エコファーマーで、雄町米の米作りにプライドを掛けて取り込んでいます。
看板商品は「櫻室町」で、原料米として使用するのは雄町米のみというのが最大の特長です。
― 雄町の冷泉にこだわること -
日本の名水百選にも選ばれている「雄町の冷泉」は、岡山県三大河川の一つ旭川の伏流水が湧き出しているのです。
古くから岡山市雄町の地に湧き出ている地下水は、池田藩の御用水として有名で、清水所に掘られた井戸はかつて「殿様井戸」とも呼ばれ、明治半ば頃まで世襲の水奉行が厳重に管理し、庶民の口にはめったに入らなかったそうです。
味は深みのある、やわらかい口あたりが特徴で、酒造りに適した軟水です。
今になっても酒の仕込時期には日に何回もローリーで水を汲みに出向いております。
そんな美味しい水を使用して櫻室町は醸されています。
― 雄町の冷泉にこだわること -
日本の名水百選にも選ばれている「雄町の冷泉」は、岡山県三大河川の一つ旭川の伏流水が湧き出しているのです。
古くから岡山市雄町の地に湧き出ている地下水は、池田藩の御用水として有名で、清水所に掘られた井戸はかつて「殿様井戸」とも呼ばれ、明治半ば頃まで世襲の水奉行が厳重に管理し、庶民の口にはめったに入らなかったそうです。
味は深みのある、やわらかい口あたりが特徴で、酒造りに適した軟水です。
今になっても酒の仕込時期には日に何回もローリーで水を汲みに出向いております。
そんな美味しい水を使用して櫻室町は醸されています。
― 造りにこだわり続けること -
室町酒造では、幻の酒米「雄町米」と名水「雄町の冷泉」を用いた酒造りを主とし、杜氏を筆頭に蔵人、社員みんなで酒造りをしております。櫻室町を醸す花房家が酒造りを始めたのは元禄元年(1688年)頃と言われており、岡山県内で現存する蔵元では一番古い蔵だそうです。300年以上の歴史を経て現在まで酒造りにこだわり、日本国内はもちろんヨーロッパ・アメリカなど数々の国際酒類コンテストでも高い評価を得ています。
地元産にこだわり「丁寧な仕込み」、「基本に忠実な麹造り」、そして「美味しい酒を造りたいという想い」を込めて、社員一同心を込めて酒造りをしております。
室町酒造の理念
― 地酒は地元の米と水を使って造るからこそ個性が生まれるという信念がある -
櫻室町の地酒の信条
土地の「米」、土地の「水」、伝統に忠順な「造り」
この三つから作られるからこそ「地酒」