嘉美心の想い。 生きる上では消費者。だから安心して口にできる本物を。              嘉美心酒造_想い           
       

嘉美心酒造について

瀬戸内海の海辺の小さな町、岡山県寄島町にある嘉美心酒造は、1913年(大正2年)、初代藤井長十郎によって創業されました。二代目松三郎は、酒造りに並々ならぬ情熱を傾け、彼の「身も心も清らかにして御酒を醸したい」との願いから、酒銘『嘉美心』は、「神心」(かみこころ)と同じ音を持つ言葉を選んだものと伝えられています。私たちは常に消費者である、という原点に立ち返ることをお互い確認しあっています。
嘉美心酒造の目標は『酒のある楽しい時間を提供する』ことであり、『こだわりの食品を作る』ことです。

嘉美心酒造_酒蔵

お酒の特徴

― お米のうま味を引き出す丁寧な処理と徹底した冷房管理 -

「嘉美心」では「お客様の口に入るまでが酒造り」という原点に立ち、安心して口にできる本物を提供することを理念としています。その造りの特徴は大きく分けて二つあります。
第一の特徴はお米のうま味を引き出した丁寧な酒造りを行うこと。
最新型洗米機できれいに糠をとった岡山県産のお米を使用し、60kg単位、秒単位で丁寧に浸漬し、適正な量の水を吸わせます。
この丁寧な処理により、「華やかな香り」「お米の膨らむような味わい」を高度にバランスさせたお酒を造るための麹が出来上がります。
第二の特徴は徹底した冷房管理システムと空気清浄器で常に冷涼クリーンな空気を保つこと。
最新型の冷房機器で、造り中は5℃前後の蔵内温度を保ち、前述の麹を使い、安定した発酵を促すことでお米のうま味を残した酒造りを実現しています。
また、多くの特定名称酒で「瓶貯蔵」を取り入れることで、最適な状態のお酒を1年中楽しんで頂ける事が出来るようになりました。
醸造とその後の貯蔵管理を完璧にすることで、酒本来の生き生きとした姿を保っています。

嘉美心酒造_酒造り_蒸米
嘉美心酒造_酒造り
嘉美心酒造_酒造り_貯蔵庫

嘉美心酒造の想い

― 「品質を売る蔵」としての姿勢を貫き、「米旨口」と追求 -

嘉美心酒造は戦後に急速に普及した「三倍増醸法」による甘口酒(いわゆる「三増酒」)の路線とは一線を画し、「米旨口」を追求する信念を曲げることはありませんでした。
その「品質を売る蔵」としての一貫した姿勢は現在も脈々と受け継がれています。
現在は5代目「藤井進彦」の代となり、皆様の支えのおかげで、2013年に創業100周年を迎える事が出来ました。嘉美心酒造では新たな100年の歴史の創造に向けて、伝統の嘉美心の味わいを残しながら、新しい技術を取り入れることで連綿と受け継いできた「米旨口」の新たな可能性を模索し続けています。

嘉美心酒造_全体写真